朝明からハライド&鈴鹿の上高地へ 2012/5/10 [山歩き・ウオーキング]
久しぶりの鈴鹿歩きはハライド(祓戸)。三重県三重郡菰野町の朝明渓谷(あさけけいこく)からスタートし、ハライド北尾根を登る。その後県境稜線から上水晶谷右岸尾根を下降。神崎川(愛知川:えちがわ)右岸の「鈴鹿の上高地」と呼ばれるエリアを散策した後、根の平峠を経由して戻る周回コースです。
ハライド山頂から釈迦ヶ岳(写真クリックで拡大表示)
トレッキングポールの功罪 [山歩き・ウオーキング]
今回はトレッキングポール(ストック)のお話
山歩きをしていてすれ違う人を見ると、ほとんどの人が「トレッキングポール」を使っています。かく言う私も使っていました…過去形なのは、昨年末からあまり使わないようになったから…その理由を書く前に、ポールを使う利点を下に書きだしてみました。
・沢を渡渉する時
あってよかった~!と一番感じたのが石を踏んで沢を渡ろうとした時。自信がなければ潔く靴を脱いで水の中を行くしかありませんよね!そんな時、ポールを水の中に突いて支えながら行けば抜群の安定感があります。私も過去幾度となくポールのお世話になってきました。
・よろけた時
歩いていて、ちょっとよろけたり、つまずいたりした時、とっさに突くことで転倒を免れる事ができます。急斜面の山腹道なんかを行く時、短く持ったポールを山側に突きながらバランスを取ると安定感がありますね。
・大きな段差を降りる時
私は下りで膝が痛む事があるので、負担を減らす意味で、ポールを持つ腕で体重を支えると辛さが軽減できます。
・藪こぎの露払いとして
時々意図して藪こぎする事があるんですが^^; そんな時、ブッシュやクモの巣をはらう時に。
・危険な生き物の牽制
ヘビに遭遇した時なんかの牽制用? まあそんな風に使った事はありませんけどね。
・ツェルトの代用ポール
自分はツェルト持ってないんですが、ツェルト設営の説明とかに良く使われてますよね!
と、まあこんなところがポールを使う利点でしょうか…「持ってると色々役に立つじゃあないか!」と皆さん思いますよね。 そう、けっこう使えると自分も思うんですよ。それでも使わないのはどうしてかと言いますと…
その一番の理由とは、下りでポールに頼り過ぎていたのが原因で、相棒(かみさんの事です)が沢に転落してしてしまった事があったからなんです…
昨年初冬、鈴鹿山地・仙ケ岳の白谷道で、沢沿いの岩場を下っていた時、後ろで「ザーン!」と音がしたのでビックリして振り返ったら、なんと相棒が水の中にうつ伏せに落ちていたのです…(゚д゚)!1.5メートルくらいの高さの岩から沢に落下!奇跡的に腰を少し打っただけ。ちょっと濡れたくらいで、他はどこもぶつけてなかったのが不幸中の幸いだったんですが、沢の中は岩がゴロゴロ!もし頭を打ったりしていれば大事に至るところでした…そんなことがあって、それ以来あまり使わない様になったという訳なんです。
最近、山岳救助隊の活動をまとめた本や、遭難事例が載った本を読んでみたんですが、その中に注目すべき内容がありました。やはり私の相棒と同じく、転落した複数の要救助者がポール(ダブルストック)を使っていて、「ストックに頼り過ぎていた為、転落してしまったのでは?」とレスキュー隊員が書いているんです。
崖っぷちを下っている時、ポールを突いた場所が脆くて崩れてしまった場合(あるいは浮石だった場合)、もし体重を預けていたら、そのまま転落してしまう事になりかねません。これまで自分自身がポールを使ってきて感じたのは、「体重を預けるような使い方はいけない!」と、頭では解っていても、下りではいつの間にか体重を乗せてしまっているという事なんです。
小屋番を勤める人や、登山道を管理している団体は、「ストックによる登山道の崩壊が急激に進んでいる」と警鐘を鳴らしています。山の為にも、安全の為にも、なるべくポールを使わない山歩き心がけようと思うようになりました。(場所と状況によっては有効なので、その時は使いますよ!)
尾籠から岩山&三ツ瀬明神山 2012/5/4 [山歩き・ウオーキング]
お天気が今ひとつのゴールデンウィーク後半、ぼやいていても仕方ないので、空とにらめっこしながら里山歩きに出かけてきました。今回は愛知県北設楽郡東栄町・「尾籠の岩山:おろうのいわやま」と「三ツ瀬-明神山:みつせみょうじんやま」です。
明神山北斜面の展望地に咲くイワカガミ(写真クリックで拡大表示)
ニホンミツバチ 2012/5/2 [生き物]
我が家のニホンミツバチの現在の様子。先月中に4回の分蜂が起きましたが、もうこれ以上の巣別れは無さそうです。
写真は久しぶりに内検した際に巣板を一部取り除いた為、ミツバチが大勢外に出てきているところです。
御池岳遭難 [山歩き・ウオーキング]
私も時々訪れている鈴鹿山地。この三重県と滋賀県の境に連なる山脈は、中京圏や滋賀・京都・大阪圏で里山歩きをする人ならば「知らない人は居ない!」と言う程親しまれています。実は、このエリアで最近起こった遭難事故の事を2月にネット経由で知りました。なかなか遭難者が発見されず、自分もここ2ヶ月半ずっと気になっていました。
御池岳 丸山と真の谷方向(2011年/6月撮影)
遭難が発覚したのが今年(2012年)の2月12日。鈴鹿山地北部に位置する御池岳での出来事でした。1,000m級の低山とは言え、冬場は日本海から抜けてくる雪雲の通り道となる為、この山地の北に位置する伊吹山と同様に豪雪地帯でもあります。当時の天候は雪で視界も悪かった様子です。
警察や消防の捜索が打ち切られた後も、鈴鹿を愛する有志の方々の、2ヶ月半にも及ぶ捜索活動が続いていました。そして、去る4月28日、ようやく発見された事を知りました。生還できなかった事は本当に残念ですが、ご遺族の方々も、これでようやく今後の人生への区切りをつけることができると信じています。とにかく見つかって良かったと思います。謹んで故人のご冥福をお祈り申し上げます…
それにしても、普段鈴鹿を歩いている多くの方々が、ネットによる呼びかけにより参集し、そして発見に至ったということは称賛すべき事だと思います。慣れ親しんだ鈴鹿の山を歩く同胞として、今回の遭難を他人事とは思えず、「何かしら役に立てないだろうか?」と、居ても立ってもおられずに多くの方々が捜索活動に参加されたのだと思います…
私みたいな技術不足の軟弱ハイカーでは足手まといになるだけなので、捜索活動に参加する事はありませんでしたが、私同様気にかけていた人もきっと大勢おられた事と思います。遭難現場だと思われる場所は私も昨年夏に訪れた事があり、急な岩場になっている所です。(写真下)
ボタンブチから見る天狗の鼻(2011年6月撮影:クリックで拡大表示)
山に限らず、事故は何でもない、ちょっとした事がきっかけで起こり得ます。事故のニュースを聞く度に、「遭難者は登山暦数十年のベテランだった…」とか、飛行機の墜落事故が起きれば、「操縦士は飛行暦何十年のベテランでした…」とか、よく耳にする言葉です。しかし、起こってしまった事故に関しては、初心者とかベテランとかの区別は関係ないと思うのです。起こるべくして起こったと… 油断と片付けてしまえば簡単だけど、それはきっと予測不可能な事態が起こったからに違いないと思うのです…
私自身危険度の高い、いつ何時死の渕を彷徨う事になるかもしれない様な山歩きを趣味としています。ヒマラヤのような山でなくても、危険はどこにでも転がっています(日常生活においても然り)。もしその様な不測の事態に陥った時、少しでも身内の負担を軽くできるように、普段から心がけておく必要があると感じています。






